9月1日、国民民主党代表選挙に伴う候補者討論会が広島県広島市で開催され、届け出順に橋本幹彦候補(衆議院議員)と玉木雄一郎候補(衆議院議員)が出席した。両候補の政見および候補者間討論の概要は次の通り。

【橋本候補】

自衛官として勤めているときに、日本が自分の国の重要な部分を自分で差配出来ていない現状を知った。航空機の整備をしていたが、部品も足りず人でも足りず、現場の熱意だけでなんとか回している。そんなときに国民民主党の「給料が上がる経済」、「自分の国は自分で守る」、「人づくりこそ、国づくり」の政策を知り、政治に挑戦する決意をした。

自民一強、野党第一党不在の今の国政の状況下、国民民主党がさらに枠を広げて大きな政党にならなければならない。自民党に代わる確かな選択肢となるには、確かな国家像を打ち出していくことが必要だ。自立する日本、自立するふるさと、余力ある人生。これが私の国家像だ。ビジョンを示していく政治に取り組み、またその実現のために組織も強化していきたい。

【玉木候補】

3年前の代表選挙で、国民民主党が強く大きくなることでした日本の政治は変わらないと言った。そして、みなさんの力を借りて、「103万円の壁」引き上げやガソリンの暫定税率廃止を実現した。しかし、物価高騰が続き、まだ足りない。そして、もっとやるべきことがあるのに、(衆院選での自民党の圧勝により)それができなくなっている。

次の参院選で参院議席を40議席にして野党第一党となり、与党を過半数割れさせ、我々の意見を取り入れないといけない状況をつくる。そして政策を実現し、その勢いで衆院選でも勝利し、政策実現を主導する形で政権を担いたい。世界に冠たる日本、そして世界に範たる日本、これが私の掲げる国家像だ。それを実現するためにも、国民民主党が強く大きくなるしかない。

【候補者間討論】

(玉木候補から橋本候補への質問)

非核三原則についてどう考えるか、そして、核兵器禁止条約の再検討会議が11月に行われるが、核禁条約についてどう考えるか。日本はアメリカの核の傘の下にある一方、唯一の戦争被爆国としての振る舞いも求められている。

(橋本候補の回答)

非核三原則についてはこれまでの立場を維持する。また、核兵器禁止条約の(締約国会議への)オブザーバー参加をすべきだと思う。日本の安全保障が米国の核の傘に依っていることはその通りだが、時間がかかっても東アジアにおける非核化という高い理想を掲げて各国と交渉することが大事だ。防衛費を積み増すことばかりではなく、軍縮もまた安全保障だ。

(橋本候補から玉木候補への質問)

代表選挙に混乱が生じている。党員・サポーターの立場に立って投票の権利を確実に保証することが大事だ。

(玉木候補の回答)

現体制の代表として深くおわび申し上げる。党員・サポーターの権利回復を最優先に考えることが重要だ。今回のことは最大限投票ができるようにする一方、二度とこういうことが起きないように党員・サポーター管理のあり方を抜本的に見直していかなければいけない。10月をめどに新たなシステムを導入するが、その中で今回発覚した課題の解決策を組みいれる。

 候補者間討論の後には参加者からの質疑が行われ、両候補がAIと雇用、地方自治体議員の増加に向けた取り組み、年少扶養控除の復活、現役世代を豊かにする政策などについて質問に答えた。討論会の模様はこちら。また、この討論会の前には共同記者会見や広島駅前での街頭演説会、東広島市での市民との意見交換会も行われた。

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