【冒頭発言概要】

 アメリカの共和党で、トランプ氏が正式に大統領候補者に指名されました。合わせて、トランプ氏が副大統領候補にJ・D・バンス、39歳、オハイオ州出身(を選びました)。ラストベルト地域から票をしっかり取るぞという意気込みを感じます。ちょうどあの辺はスイングステートが密集するところなので、これは相当、大統領選挙に影響の出る若い副大統領候補となりました。共和党はすっかりトランプ党になっている様相です。銃撃もありましたが、これについて私からも強く非難しなければならないと思います。バイデン対トランプの大統領選挙にも、この事件が影響を与えるのではないかという報道もあります。秋の大統領選挙に向けてしっかり注視していきたいと思います。
 我が国においても、すっかりもう党内政局が始まっていますけれども、自民党の総裁選挙、そして立憲民主党の代表選挙、与党第1党と野党第1党のトップがこの秋にも決まるということです。時を同じくしてアメリカ大統領選挙です。世界の政治が大きく変わる瞬間ですから、他党とはいえ我々もしっかり自民党の総裁選挙と立憲民主党の代表選挙を注視していきたいと思います。

 昨日、太平洋島嶼国の「太平洋・島サミット」(PALM)が行われました。私も役員の一員として参加させていただきましたが、太平洋諸国18の国や地域から大統領や首相が集まっての会議でございます。ちょうどPALM6(第6回太平洋・島サミット)のときに、今はもうご逝去されましたが、当時の飯田慎一課長から、ぜひこのPalm6は大事なので議連に入って応援してほしいと(頼まれました)。後に菊田真紀子先生のご主人になられて、54歳でくも膜下出血でご逝去されましたが、本当に立派な外交官でした。当時はまだ中国の軍事的な台頭がここまで脅威になると思っていませんでしたから、その当時から島の大切さを訴え、地道に外交されていた外交官には心から敬意を表したいと思います。今はこの太平洋諸国が極めて重要です。中国がどんどんこの太平洋の島々に進出して、キリバスとかナウルとかソロモン諸島は親台湾の外交から一転して中国との国交に変わっています。軍事的なことを考えても、島というのは極めて大事な拠点でございます。したがって、今回のPALM10にはオーストラリアやニュージーランドも参加して、民主主義、自由、法の下の平等、基本的人権、そういった価値観を共有する仲間として信頼関係を作っていこうというとても大事な会議になると思います。明日まで行われていますので、ぜひメディアの皆さんにも注視していただきたいと思います。

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