国民民主党は12日夜、東京都内で第2期「こくみん政治塾」の第1回講義を開催した。現地とオンラインを併用する形式で講義を行い、現地で約100名、オンラインと合わせると約200名の塾生が参加した。
塾長を務める玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)は講義冒頭のあいさつで「政治の役割とは何かということを考えてほしい。国民民主党は、人を育てること、国を守ること、産業を興し国を豊かにすることが政治の役割だと考えている。こうしたことを一緒に一つ一つ詳しく学んでいきたい」と述べた。
第1回講義となる今回は国民民主党の榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)が登壇し、「国民民主党とは何か」というテーマで講演を行った。榛葉幹事長は「私たちは結党のとき、3つのことを決めた。1つは『対決より解決』。野党が週刊誌を片手に大臣の首を取ろうとするような政治ではなく、日本の政治文化を変え、常に政権交代可能な政策能力を持った野党を作ろうと思った。2つ目が、政治家の就職活動のような政治や選挙はしないことだ。どの政党に行ったら当選しやすいか、比例で通りやすいかといった政治はしない。3つ目が、政策実現に徹底的にこだわることだ。どの政治家も選挙のときは政策を掲げるが、選挙の時だけの美辞麗句になってしまっている。国民民主党はそうではなく、どれほど批判されても、補正予算に賛成してでも政策を実現しようとしてきた」と党の考え方を紹介し、続いてガソリン減税やサイバー防衛を含めた安全保障など党の主要な政策について解説した。
講演後にはオンラインの参加者も含めて質疑応答が行われ、国民民主党が今後取り組んでいきたい政策、政策実現のためどのような行動をとってきたか、政治家に必要な資質などについて、玉木代表、榛葉幹事長と副塾長を務める伊藤孝恵議員(参議院議員/愛知県)が回答した。
次回は7月、埼玉県の大野元裕知事を講師に招き、地方自治について講義を行う予定。
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