榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)は23日、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催された「第22回シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」に国民民主党を代表して参列し、献花を行った。

 榛葉幹事長は挨拶の冒頭、「寒さと飢えの中で筆舌に尽くし難い苦しみを味わいながら無念の思いの中で亡くなられた抑留者の御霊に対し、衷心より哀悼の誠を捧げるとともに、差別や抑留中の補償問題など、引き揚げ後も苦労が続く中で、支えてこられたご遺族やご家族、関係者の皆様に心より敬意を表します」と述べた。そして、2010年に成立した「戦後強制抑留者に係る問題に関する特別措置法」で国の責務として策定した抑留の実態調査が遺骨収集とともに進んでいない実情について触れ、「ご高齢となられました元抑留者の方々にとって、残された時間は限られており、決して歩みを止めることなく、国を挙げて早急に実態解明を進めていかなければなりません」と訴え、国民民主党がシベリア・モンゴル抑留問題を最重要の政治課題の一つとして位置づけ、この悲惨な歴史的事実を風化させずに次世代に伝えていくとともに、綱領に掲げる「恒久平和の実現」に向けて全力を尽くすことを誓った。

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