【冒頭発言概要】
各社が煽った記事を書いていますが、私は維新さんと喧嘩しているわけでも何でもないです。「協議が難航しているのは維新さんのせいだ」と榛葉が言ったと(言われていますが)、そんなことは一言も言っていません。協議が難航しているのは日本維新の会のせいではありません。自民党のせいです。三党合意から二カ月も放置しておいて出てきた球が、古川さんの言葉を借りて言えば、捕れない暴投です。それで協議が難航しているのです。
私が申し上げたのは、先の衆議院選挙で国民・世論が出した回答は、与党の過半数割れです。与党は今、数を持っていないんです。与党単独では予算を通すことができないんです。そして、先の衆議院選挙で議席を伸ばしたのは、立憲民主党と国民民主党です。れいわ新選組も伸びたかな。立憲さんは「政治とカネ」を訴え、国民民主党は減税を訴えました。立憲民主党は裏金をとんでもないと言いました。国民民主党は「対決より解決」で、裏金もとんでもないけれどもその前に「103万円の壁」を上げて、働きたい若者、働きたい現場(を助ける)、そして178万円まで控除が上がれば全ての所得税が減税になります。そして地方に偏っているガソリン税、この暫定税率を減税してほしいと、この所得減税とガソリン減税を言って国民民主党は(議席数が)4倍になりました。したがってこの国会で、国民民主党がやりたいんじゃない、国民がやってほしい減税をこの予算審議で勝ち取る大チャンスです。
維新さんは維新さんで、高校の教育無償化や医療制度改革、これも大事です。ぜひやったらいいです。しかし、「103万円の壁」を178万円を目指して引き上げることとガソリン減税、これは全ての国民にとって減税です。自民党や財務省はやりたくないのかもしれないけれども、国民が出した結論は、与党は数がないんです。国民がやってほしい政策を、この予算で伸ばせる最大のチャンスです。ですから維新さんは維新さんでやりたい政策があるのはよくわかりますし、我々もそれを邪魔するつもりは毛頭ありません。しかし多くの国民が望んで選挙で結果を出した、「103万円の壁」を引き上げて所得税を減税すること、ガソリン減税すること、そして消費を伸ばして日本経済をもう一度強く大きくすること、(与党に)助け舟を出して安易に予算が成立すれば、国民が望んでいる減税が実現できなくなります。その際には減税をやらずに予算を通した政党にも当然ですが責任が生じるということを申し上げました。高校無償化もやったらいいし、社会保障改革も4兆円の中身をしっかりして与党にやらせればいいんです。国民が望んで出した結果ですから。
自民党に分かってほしいのは、連立を組んでいる公明党と足しても、衆議院で数がないんです。予算を通すための政治ではなく、国民が望んでいることをやる政治をやってほしいということを言っているだけです。よもや先の衆議院選挙のことを忘れて、国民が何を望んでいるのか、地方で頑張っている国民が何を求めているのか忘れて、予算審議が安易な数合わせに終始することのないように申し上げたまでです。今日にも再び交渉があるのかどうかわかりませんが、新たな提案があれば我々も考えますので、しっかりと協議していきたいと思います。
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