【冒頭発言概要】

 (国会)閉会中は基本、毎週水曜日に(記者会見を)できるだけやりたいと思います。

 7月に入りまして、1月1日の能登半島の震災からちょうど半年が過ぎました。まさに青天の霹靂のような大地震でございましたが、半年経った現在もまだ断水や道路の断絶等々(があり)、通常の生活が戻っていません。ボランティアの皆さんも懸命に頑張ってくれていますし、石川県や能登の基礎自治体の皆さん、行政の皆さんも頑張ってくださっていますが、なかなか復旧復興がままならない。我々国政に身を置く者としても、その責任を痛感しています。ぜひ政府におかれましては、しっかりと能登半島の支援に傾注していただきたいと思います。
 以前の会見で、今年は「給料が上がる日本経済」を取り戻す経済と、経済安全保障も含めた広い意味での外交防衛、この2本が大きな柱になると申し上げました。1月1日に能登半島の大地震が起こり、まず一番大事なのが能登半島の震災の復旧復興になり、3本柱で通常国会、総力を挙げてやらなければならなかったんですけども、大変残念ですけども、多くの時間とエネルギーを自民党の裏金問題に費やさざるを得なかった。これは政府与党の責任は極めて大です。本当にしっかりと閉会中、能登の皆さんに思いを馳せ、伴走して、しっかりと復旧復興に対処していただきたいと思います。

 2点目、いよいよ東京都知事選が第4コーナーを回って残り数日、7月7日の七夕の投票日にはどういう結果になるかということでございます。我々は都連が現職の小池さんを応援しているということで、石黒幹事長初め東京都連の仲間が連日、地道に頑張っています。いろいろな意味で注目されている都知事選ですが、行政の安定性と継続性、そして何よりもこれからの東京をどうしていくんだという思いで、各自しっかりと政策論争をしていただきたいと思います。ポスター掲示の問題や、50人以上の方が立候補して、訳のわからないポスターを貼ってみたり、卑猥なポスターを貼ってみたり、ジャックをしてみたり、政見放送では手話通訳の方を脅かしてみたり、ちょっとどうなってんだと。ある方が、残念ながらこれも民主主義の一つの側面だと言いましたが、海外の方から見ても、子供たちから見ても、今の日本の民度と民主主義の成熟度が問われます。しっかりとこの選挙戦、我々都連を中心に、できる応援をしていただきたいと思っています。それぞれの候補者も頑張っていますから、いい選挙戦にしてほしいと思います。
 加えて、都議選も並行して行われています。実はこの九つの選挙区で行われている東京都議選の動向を見ると、今の政治の大きな枠組みや対立構造、これがよく見えてまいります。我々は都議選には候補者を出していませんけれども、この都議選・都知事選が終わるとおそらく一気に国政含めた政局になると思います。自民党の総裁選挙。そして同時期に行われる野党第1党・立憲民主党の代表選挙、与野党ともに大きな政局が始まるだろうと思います。しっかりとそういったところも見極めながら、浜口誠政調会長を中心に我々もマニフェストを練り込んでいます。政策をしっかりと作り上げて、いつあるかわからない衆議院総選挙、そして来年の夏には必ずある参議院選挙、そして来年1月からミニ統一地方選挙が全国で始まりますから、党勢拡大にしっかりと邁進していきたいと思います。

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