【冒頭発言概要】

 石破総理がコメの増産に舵を切るということで、今年産(令和7年産)から増産をするとされています。しかし、現時点ではほとんどの地域で田植えが終わっており、どのように今年から増産をしていくのか。私達もこの間のコメの(価格の)高騰は、ある種のコメ不足、また長年にわたる生産調整や減反政策の結果だと思っています。そういう意味で今後生産調整、いわゆる広義の減反政策をやめ、「(コメを)つくりたい人はつくれるようにする」増産に舵を切るべきだと考えます。
 その結果、生産量が増えると今度コメの価格は下がります。今度は農家に営農継続可能な所得が補償されないとなると、コメが安心してつくれなくなります。そのために生産調整はやめるが、営農継続可能な所得を直接政策で補償する、食料安保基礎支払いということを私達は提案しております。こういった所得を直接支える政策なく、単に増産に舵を切るだけでは農家の方が安心して営農継続できなくなります。
 こういったコメ政策の見直しをどのように行っていくのか、また今年産から果たして増産が可能なのか、こういったことについては、農家の皆様も不安を感じていると思いますので説明を求めていきたいと思います。またこのコメ政策も、参議院選挙の大きな争点にしていきたいと思いますし、私達は対案として10アールあたり1万5000円の食料安保基礎支払いに、条件不利加算あるいは環境加算といった政策加算をのせて、10アールあたり最大2万5000円程度出せるような制度を、生産者や農家の皆さんにも訴えていきたいと思っています。

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