【冒頭発言概要】
参議院選挙に向けて候補者の擁立作業を行っています。正直まだ立てきれていない(箇所もありますが)、特に今月が山場だと思いますので、これから積極的に(候補者の)擁立を強化していきたいと思います。特に全国比例の方については、いま様々な方に接触をし既に擁立をしておりますが、多くの方が出馬を予定しておりこれからもそのような人が出てきます。我々として一体何を基準に候補者を選んでいるのか、今回の参議院選挙だけではなく特にこれから党が大きくなるにつれて例えば今後、昔他党にいたとかいろんな政治経歴の方も参加していくことを、ある程度考えていかないと党は大きくならないと思います。
ただその上でなぜうちでやるのか、あるいは(なぜ)我々として認めるのかについての基準を明確にして、それを国民の皆さんにも公表していかないと(いけません)。私自身も何度も言っていますが受かりたいから国民民主党に来るといった(ことではなく)、つまり選挙を政治家の就職活動にしないということを私達の結党の原点にしています。やはり政策本位ということで、勝ち負けは別にしてもこの国の未来にとって正しいと思うことを言い続けている政党ですので、私達として譲れない一線、重要視すべき基準を国民の皆さんにもお示しをしながら、これに合意するのであれば公認することをこれからも徹底していきたいと思います。
その意味でいま確認書をとって公認決定をしていますが、記者の皆さんまた国民の皆さんにもこれをお示しをして、我々のある種の判断基準を共有できればと思って配布させていただきました。ネットをご覧の皆さんにもご理解いただきたいのは、まず基本的に私達の政党の綱領があるのでこれに従うのは当然です。特に、我々は生活者、納税者、働く者の立場に立つ政党だと書いてますから、それは大事な原点です。その上でこれは組織としての約束事としていろんな意見があっていいです。むしろこれからは多様性が大事なので、一つのトピックについて賛否があってもいいです。
例えば選択的夫婦別姓にしても、いろんなセンシティブなテーマもあります。いろんな賛否があっていいです。ただ、決まったことには従うということが党の文化としても大事なので、党内でいろいろあって議論して、合意したことについては従うと。それに反する行動はとらないということです。仮に当選する前であっても、公認決定後にも反することがあれば公認の取り消し処分は受け入れますということ。また仮に当選後、そのような反する行為があれば、特に全国比例で得た様な比例の票については返上し、次の人が上がってくることを徹底したいということが一つ。もう一つ大事なのは対決より解決という、私達のある種の政治文化です。いたずらに相手や他の政策政党を批判するのではなくて、やはり解決策を見いだしていくという姿勢、これが大事だと思います。
その上で例えば、国の重要政策として何度も掲げてきた憲法については、これは積極的に議論をするということで、例えば緊急事態条項と一般的に言われますが、大規模災害時における国会機能の維持については改正条文までまとめています。そこは当然そういったものは前に進めていくということが前提になります。あと政策全般について、科学的根拠と事実に基づく議論を行うことは大前提であります。科学と事実に基づく、例えばある国が福島第一原発から放出する水を「汚染水」と呼びましたが、「処理水」ということで一定のIAEAを初めとした国際機関の承認を得た上で行っている、そういう科学的な根拠に基づくものだということで対応してきた経緯もありますので、特に命に関わるような事案については、科学と事実に基づいてやっていくことにも署名をいただきます。
特にエネルギー安全保障の観点から、原子力発電については私達はそれを認め、積極的に議論を進める立場ですので、こういったいわゆる国の基本政策についての方針は同意をいただくことで一筆確認書を取った上で、公認決定をしていることを皆さんにもご理解いただきたいと思います。もちろん過去に、特に旧民主党政権であったりあるいは他党であったり、いろんな経緯の方がこれから出てくると思います。ただそのときにも私達の結党の理念や現在の考え方、ここに合意してるかどうかが、最終的な我々の仲間として一緒にやっていく基準になるということは、皆様にも共有いただければと思っております。
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