【冒頭発言概要】
まず、明日初めて高市総理と党首討論を行います。8分間ですが、主に年収の壁の引き上げについてやり取りをしたいと思っております。これまでいろんなやり取りをしている中で、基礎控除についてはインフレ率に連動して引き上げるということは言っておられますが、去年の12月の三党合意は178万円を目指して引き上げるということになっています。これは皆様ご存知の通りこの30年間の最低賃金の上昇率を踏まえて働き控えを解消するという観点からも設けられた基準、数値ですので、ここを目指して引き上げてもらいたいということをお伝えをしていきたいと思います。
また高市政権が進める様々な成長戦略、我々としても賛同するところは多いですが、多分最大のネックの一つになってくるのが人手不足だと思いますので、働き控えの解消を含めて人手不足の解消を同時に取り組まないと、巨額の投資額等についても「絵に描いた餅」になってしまうと思いますので、成長を加速させる要因としても人手不足解消、働き控え解消、こういったことが必要であるということを訴えてまいりたいなと思っております。
もう一つは公約にも掲げておりました、いわゆるスパイ防止法についてですが、本日の朝の部会で了承をされました。ただ私達のいうスパイ防止法というのは前から申し上げている三つの原則に基づいて作られております。一つはまず日本、国民の主権人権を守ること、そして同時に外国からの影響を排除する仕組みを整えていくこと。また、3番目にまさにインテリジェンスの現場で取り組んでおられる方、またその家族の安全を守っていくというこの大きな三つの視点で作られたものになっております。
いわゆる情報収集活動を強化していく、組織も体制も含めてきちんとやっていくっていうことと同時に、透明化を図っていくということが私達の大きな法案の柱になっておりまして、これはリアルもネット上もそうですが、外国政府のために活動する個人や組織について、登録制度、届け出制度を導入してその一層の透明化を図っていくということ。あとはいわゆるカウンターインテリジェンスという、外国からの活動に対してどう防いでいくのかという視点、いわゆるスパイというのはそのカウンターインテリジェンスの一部に相当するものですが、私達としてはより包括的な法案として提出をしていきたいと思います。早ければ今週中にも提出をしていきたいと思いますが、バランスのとれた中身になっておりますので、与野党を超えてより広範な合意が得られるように各党各会派にも働きかけをしてまいりたいと思っております。
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