玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)は25日、蒲田駅西口で井戸まさえ東京都第4区総支部長、川合孝典幹事長代行(参議院議員/全国比例)、竹詰仁副幹事長(参議院議員/全国比例)とともに街頭演説を行った。

 竹詰議員は、自民党の「政治とカネ」の問題について、「どうやって解決していくかを総裁選に立候補している9人は語っているが、なぜ国会中に解決しなかったのか」と述べ、「国民民主党は政治資金規正法改正案を提出したが、引き続き継続して政治をあるべき方向に導いていきたい」と力を込めた。

 川合議員は、物価上昇が続く中、賃金が上がっても所得税の増加が実質的な増税となり、賃金が上がった実感ができない状況にあることを強調し、「所得税の減税を行い、手取りを増やすことが国民生活を支えるために必要だ」と訴えた。

 井戸総支部長は、今年4月に改正された再婚禁止期間の撤廃について、「私は参議院の参考人として関わったが、川合議員とともに国会でしっかり審議をしてこの大きな課題を乗り越えた」と語った。また自身が取り組む無戸籍の問題にも触れ、「自分として生きることが出来ず、誰かにならないと生きられないこの国はいかがなものか。この社会構造を変えることが政治家の役割だ」と訴え、「現状を変えるためには、国民民主党が掲げる政策を実現し、議席を増やす必要がある」と決意を述べた。

 玉木代表は、自民党の総裁選挙や立憲民主党の代表選挙が注目される中で、「自民党も立憲民主党も良いことを言っているが、それは国民民主党が4年前から訴えていたことだらけだ。だが経済政策だけは違う」と訴え、結党以来掲げている「給料が上がる経済の実現」について、「ようやく大企業では5%の賃上げとなったが、今後中小企業や介護、看護、福祉といった公定価格で決まるような分野にも広げていきたい」と弁をふるった。さらに、来年プライマリーバランスが黒字化すると試算されていることについて、「政治は国の懐を豊かにすることよりも、まずは国民の皆さんの懐を豊かにするのが最優先だ。国民民主党は先見性と妥当性を持った実現可能な具体的な政策を掲げている。国民民主党の政治姿勢を信じて欲しい」と力を込めた。そして、「右でも左でもなく、頑張れば報われる社会を皆さんと一緒につくりたい」と雨の中、耳を傾ける多くの聴衆に呼びかけた。

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