国民民主党は28日、東京・新橋駅前SL広場で街頭演説会を開催した。街頭演説会には玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)、榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)、竹詰仁副幹事長(参議院議員/全国比例)が参加した。
竹詰議員は「国民民主党は『自分の国は自分で守る』ことを掲げている。外交や防衛だけではなく、食料やエネルギーの自給率を上げる。エネルギーの安定供給なくして経済成長はない。現実的で偏らない政策を訴えていく」と訴えた。
榛葉幹事長は「今年は元日に能登半島地震があり、つい先日も秋田・山形で豪雨災害があった。災害に強い日本をつくると同時に、『給料が上がる経済』を取り戻し、外交・安全保障だけではなく食料やエネルギーの自給を含めた『自分の国は自分で守る』しっかりした足元を築かなければならない」との課題認識を示し、「これを邪魔しているのが自民党の裏金問題だ。インボイスが始まり、中小企業や農家や小売店は1円や5円でも税金をとられ、会社員も給与はガラス張りで税金を取られているのに、与党の議員は3000万円の裏金を受け取ってもよく、それを自分の後援会に寄付して控除を受けている」と自民党の裏金問題を批判。「国民民主党は税金を使う側ではなく、働いて税金を納める側のための政治を全力で頑張っていく」と力を込めた。
玉木代表は「我々は政策にこだわる政党だからこそ、難しい政策を進める障害となる『政治とカネ』の問題は許せない。政策を進めるために最も必要な、政治への信頼を取り戻すために、国民民主党は全力で頑張りたい」と述べ、続いて「自民党の総裁候補も、立憲民主党の代表候補も、誰も減税を言わない。今、どんどん税収が上がっている。政治の役割は国の懐を豊かにすることではなく、国民のみなさんの懐を豊かにすることだ」と経済政策に言及。「我々は所得税の基礎控除を上げたり、医療保険の負担がこれ以上増えないようにしたりして、頑張って働いたみなさんの手取りを増やす政策をする。日本でこれを掲げているのは国民民主党だけだ。真面目に働く全ての日本人のための政策を貫いていく。覚悟を持って臨んでいくので、一緒に戦ってほしい。一緒に新しい未来を作り上げよう」と支援を呼び掛けた。
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