【冒頭発言概要】
今朝、長嶋茂雄さんが亡くなられました。心からお悔やみを申し上げたいと思います。戦後日本の野球文化を作り上げ、また大谷翔平さんにいたる、いま国内外で活躍されている全ての野球選手に影響を与えた、まさに戦後の日本の野球の父と呼んでも良い方が亡くなられました。改めてそのご功績に心から敬意を表するとともに、お悔やみを申し上げたいと思います。89歳で亡くなられたというのも、まさに野球を象徴しているのかなと思いますし、6月3日ということも、少し年配の方はご存知の通り、4番サード長嶋、また背番号3番ということで、3日に亡くなられたことも何かの縁なのかなと思います。
引退されるときの有名な「巨人軍は永久に不滅です。」という言葉が未だに語られておりますが、まさに長嶋茂雄は永久に不滅であるということだと思います。改めてお悔やみ申し上げたいと思います。
さて、今コメの問題で連日報道がありますけれども、大切な年金制度改革の法案が、自民党公明党、そして野党の立憲民主党の賛成で衆議院を通過し、いま審議が参議院に移っております。(報道は)コメばっかりですが、例えば100年安心プランという、2004年に小泉政権のときにやったものが予定通り機能しなくなりました。20年間で、ある意味破綻とは言いませんが計画が崩れたことが明白になったため、これまで予定していなかった厚生年金の積立金からお金を回す、そして基礎年金の国庫負担(割合)2分の1分が上がるため国庫からもお金を回す、これは今後100年で厚生年金から入れるお金がトータル65兆円、そして税金等などの国庫の投入が70兆円という内容です。それをこんな短い時間で、しかも野党第1党も賛成して(衆議院を)通して、その内容についてろくな議論が行われていないという状況です。将来、70兆円もの累計の増税を国民にお願いするかもしれないような内容を、十分な審議なく通すことは財政民主主義の観点からも極めて問題だと思います。
ですから参議院においては今お手元にも配っています、我々としての対案である修正案を衆議院で出して賛成少数で否決されましたが、引き続きあり得べき年金制度改革の提案をしていきたいと思います。具体的に衆議院で通った法案でいうと一旦附則は削除し、そして必要な改革を盛り込んでいく。今の附則は次の財政検証の後にやろうということになっているので、中身は具体的に未定で、将来の負担増だけを決めています。であれば、もう一度議論をやるべきだということを参議院で改めて力を込めて訴えていきたいなと思っています。
この夏の参議院選挙においても、果たしてこういう年金制度改革でいいのかどうか、特に将来70兆円にも及ぶ税負担が組み込まれているような内容でいいのかということは参議院選挙の争点にしていきたいと思います。
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